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ボラカイの海は『汚水溜め』と怒った大統領 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  ボラカイの海は『汚水溜め』と怒った大統領
 

 ボラカイというのはフィリピン中部、パナイ島の北西端に浮かぶ島で、総面積は1000ヘクタールあり、東京ドームは広さ5ヘクタールあるので、200個分しかない小島である。


 ところが島内に4キロに及ぶ白浜があって、1990年代から欧米各国の旅行者に人気が出て、今では世界でも著名な観光地となっているが、小生にとっては『虚名』にしか見えない。

 1980年代半ばに、マニラからミンダナオ島のダヴァオへ船で行ったことがあって、途中、パナイ島先端の沖合に船が泊まり、そこからバンカ(アウトリガー付きの小舟)で欧米人が何組か降りて別方向に去って行った。

 後で分かったが、それら欧米人が向かったのがボラカイ島で、当時はまだ秘境で電気が通じていたかどうかの島で、当時は日本航空が盛んに宣伝していた、やはりパナイ島近くにある『シコゴン島』が有名な観光地で、ボラカイはやがてシコゴンを凌駕するようになる。

 四半世紀前に家人と初めてボラカイを訪れたが、その頃既に観光地としてかなり知られていたが、一部を除いてかなりの広さで荒野があり、海沿いはホテルやレストランがあったものの、まだゆったりしていて、値段も安く白浜も確かに美しいと思った。

 ただし、既に俗化する時代に入っていて、また行きたいとは思わず、その後、韓国人の新婚旅行地として人気が出て、これはさしずめハワイが日本人に占領されたのと似ているが、観光地というのは人が人を呼ぶから島は人で溢れ、それに対応するように様々な宿泊施設やレストランなどができた。

 ところが、元々狭い島に年間200万人も押しかけるようになって、生活排水の処理が追いつかずボラカイの海に垂れ流されるようになり、こういった生活排水は富裕栄養分を含んでいるために、場所によっては白砂どころではない海藻が大量発生している。

 しかも、青い海のように見えても海水そのものは汚染度を深め、正確にボラカイの海の水質を科学的に計ったら怖ろしい数字が出るとまで言われているし、実際に検査したら異常な汚染数値が出てしまい公表できず、検査機関は隠蔽しているとの噂さえある。

 それを裏付けるような出来事が、こともあろうにドゥテルテ大統領の口から先日発せられ、2ヶ月以内にボラカイの海を浄化せよと命令が出て、強権で知られるドゥテルテもたまにはまともなことを言うのだなと思った。

 これは島内にある大小300ほどのホテルやレストランの事業者の排水処理などの状態を査察したところ、その内、51事業者の公衆衛生法違反が見つかったためで、これら事業者は排水を直接海に垂れ流していた。

 しかし、これにも穴があって島民の生活排水の様子は今回は検査されていず、この生活排水の処理状況などいい加減と思われるので、いわば全島ぐるみでボラカイの海を汚染していたのは間違いない。

 報道によると、島内には民間の経営する下水処理場があって、下水管はそこに繋がっているらしいが、あっても繋げていないのが大半ではないか。この下水処理場だが、小生の住むセブに終末処理場である下水処理場の存在など聞いたことがなく、どこの市町村も同じで、ゴミ処理でさえ空き地に山積みしかできない自治体が金のかかる終末処理場を持つとは思えない。

 ただし、個人の家などは『浄化槽』を作っているが、これさえも地中に浸み込ませる浸透斗のようなもので、完全処理とは言い難く、実際、大規模開発地や人口密集地から出る生活排水はどう処理されているのか分からない。

 ボラカイが槍玉に上がっているが、セブのマクタン島もホテルの集まる地域で、各ホテルなどは排水を自家処理しているようだが、先年、このマクタンに出来たばかりのホテルが排水を直接海に流していた事件も発覚したこともあり、どのように処理されているか不明な点も多い。

 当然、セブのビーチ目の前の海は観光客と住民の急増により生活排水は流れ込み汚染されて行くが、数年前に久し振りにこのマクタンのビーチ沖をダイヴィングした時、ずいぶん海中に浮遊物が多くて透明度が落ちたなと感じた事があった。

 それも無理はなく、まだ、落ち着いたビーチが残っていたマクタンでダイヴィングをしていたのは四半世紀も前だから、海が汚染されるのは当然であろう。こういったことを知らないのは海外からやって来る観光客だけで、気の毒としか言いようがなく、ボラカイの海もセブの海も大統領がいうように『汚水溜め』で泳ぐ覚悟かいる。

 こうなったのも、ただ儲けるだけしか頭のない観光業とそれを律せられない観光関連政策で、自分で自分の首を絞めているとはこのことか。


Updated: 2018/02/19 (月)

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