フィリピンが丸見え!最新ニュース, 地域・生活情報発信!
[]  01-01
[]  01-01
[]  01-01
フィリピンニュース
   

ニュース
政治
経済
社会/文化
ニュースの壺
インタビュー
情報
概況
歴史
政治/政府
地方行政
統計資料
歴代大統領
国民的英雄
地図
コラム
セブ島工房
英語学校奮闘記
大野のブログ
ICANまにら
KAZU
JRエクスプレス
マニラ社長
BUNBUN
ダルマ大将
志乃(Shino)
反町真理子
RYO
ダイチャング
あん
ライフ
・生活情報 
・CEBU   ・MANILA
・CLARK  ・BAGUIO
・DAVAO  ・ILOILO
・BACOLOD
・他の地域
PR
 
5月13日の選挙とマルコス一族 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  5月13日の選挙とマルコス一族
 

 今年の513日(月曜日)にフィリピンは、正副大統領を除く上下院議員、自治体首長、自治体議員の選挙が行われ、全国区の上院議員と政党別比例選出下院議員は投票日3ヶ月前に入ったので選挙戦が開始されている。


 ただし、選挙運動が解禁されていない各種議員や首長候補者も便乗して選挙運動を大っぴらにしていて、街にはそういった違反の候補者写真と名前を書いた幕や看板が大量に溢れている。

 こういう違反には選挙管理委員会が取り締まると警告を出しているが、本気で取り締まる気は全くなく野放し、候補者陣営も金に任して売名をしその恩恵を受ける、選挙関連の業界は特需景気。

 何でもありのフィリピンだが、1986225日にフィリピンを逃げ出したマルコス一族の復権が目立ち、3年前にあった副大統領選ではマルコスの長男が立候補し僅差で落選したが、復権を確実にした。

 マルコスの独裁時代など知らない世代が多くを占める時代のためもあるが、あれほど石もて追われたマルコス一族の人間がそこまで行くのかと驚いたし、フィリピン人というのは日本人同様に忘れっぽいと思った。

 マルコス一族はルソン島の西海岸最北端にある『北イロコス州』出身で、この州はルソン島でも貧しく、今ではフィリピンの国策となっている貧しいが故の『海外出稼ぎ』はこの州から始まったと言われている。

 また、南北イロコス州地域に住む人々は『イロカノ人』と分類され、男は色浅黒く精悍な顔をしているために首都圏で警備員に重用され、確かにこの地方を旅行するとフィリピンの中では雰囲気が違う感じを受ける。

 ルソン島は南北に長いために地域に住む部族によってその気質は違い、『ビールの入ったグラスに蠅が入ったらどうするか』という有名な地域気質を物語る例え話がある。

 この例え話は『イロカノ人は蠅を取り出しその蠅を絞ってビールを飲み、タガログ人はグラスから蠅を取り出して飲み、ビコール人はグラスのビールを捨てる』とある。

 タガログというのは首都圏地域の部族だが、政治や官界に昔から強く、フィリピンはタガログの国だと思っていて尊大だと批判されるが、歴代大統領もタガログ族出身者が多い。

 またフィリピンの公用語として『ピリピノ語』を定めているが、これはタガログ語を改めた言語でありながらテレビでも映画を通じてタガログ語の浸透は激しく、各地方の固有の言語を持つ部族からは不承不承という感じで国内を席巻している。

 ビールの中の蠅を絞って飲むイロカノは貧しいが故の吝嗇、タガログは実利故の気取り屋、ビコール人というのはルソン島南部地域に住む部族で、ビコールは後先考えない見栄っ張りという解釈になる。

 さて、マルコス一族に戻るが、225日にアキノが大統領就任宣言をし、マルコスは当時のアメリカのレーガン政権に見放されて、マラカニアン宮殿から脱出をし、無政府状態になった宮殿に人々が押し寄せて略奪があり、イメルダの靴が数千足あったなど豪奢な生活ぶりが暴露され、世界的なニュースとなった。

 

 イメルダは当時首都圏開発の閣僚級ポストに就き、同庁主催の何かのパーティーがあり、小生が属していた組織にも招待状が来ていたが、小生など野次馬でイメルダと話をする機会になると思ったものの、既にイメルダの悪名は鳴り響いていて喜んで出席する者はなかった。

 

 このイメルダ、ハワイに一族で逃亡後にいつの間にかフィリピンに帰っていて、北イロコス州で復活し、現在は同州選出の下院議員となるが、上下院議員を通じて最高齢という存在で老醜を晒している。

 

 この北イロコス州の知事はイメルダの娘アイミーが長年座を占め、次のステップとして今年行われる上院選に立候補し、今のところは12人が当選する圏内に入っているというから、マルコスの威光はいまだ健在である。

 

 アイミーの空いた知事の座はマルコス一族の者から出し当選確実になっているが、こういった一族が地域の政治の座を延々と座り続ける構造をフィリピンでは『政治王朝』と呼んでいるが、民主主義を標榜するフィリピンでもその実態は北朝鮮と変わらない政治体質が続いている。

 

  こういった政治王朝が起きるのも政治に関わると『利権』を得られるためで、これは中央も地方の区別なくそこから入って来るリベートなどが王朝の成立と成長を助けている。

 

 マルコスの場合、従来不確定であったリベート率を動く金の額によって決めていたとの話があり、賄賂を贈る方としては交渉に時間を取られなく早く決まると好評で、これは日本政府が絡むODAでも同じで、日本の税金がいくらマルコスの懐に入ったか分からないが巨額であることは間違いない。

 マルコスの賄賂額で有名なのは『バタアン原発』プロジェクトがあり、このプロジェクトはほぼ完成していたが、マルコス逃亡後はアキノによって凍結され、世界で唯一完成したが稼働しない原発として有名となっている。

 

 このバタアン原発は当時の金で6000億円近くかかっているといわれ、マルコスは少なくても10%程度のリベートを懐に入れていると見られ、そうなると600億円になり、マルコスが国の金を盗んだと言われる指摘は的を得ている。

 

 こういった不正に溜め込んだ金はスイスの銀行口座に預けられているために全容解明は難しいが、それでも一部は裁判の末明らかになっていてその額は1000億円を遥かに超えている。

 

 こういった回収された資金はマルコス独裁政権時代に弾圧され、殺された遺族などに分配されるように法制化されているが、具体的に補償されたという話を聞かず、不正蓄財を取り上げられたマルコス側も謝罪はおろか支払う気もない態度を表明している。


 マルコスの弾圧時代に検事に任官したのが現大統領のドゥテルテで、当然、ドテルテはこの時代に人権侵害を受けた容疑者を取り調べ、起訴を行いマルコス独裁体制のお先棒を担いだと思うが、検事時代のドゥテルテのマルコス体制への加担を暴かないのか暴けないのかフィリピンのマスコミも沈黙を続けている。

 ドゥテルテは常々『マルコスには恩義がある』と公言し、その意味するところは不明であるが、ハワイで亡くなり北イロコス州に安置されていたマルコスの遺体を国立の英雄墓地埋葬を許可している。

 
 マルコスの遺体を英雄墓地に埋葬する問題は歴代政権の課題となっていて、ドゥテルテ以前は埋葬許可を出さなかったが、これが簡単に埋葬されたためにドゥテルテの選挙資金はマルコスから出たとの噂も流れた。

 フィリピンの正副大統領選は通常組んで選挙戦を戦うが、ドゥテルテの場合は首都圏タギッグ市に政治王朝を築いている一族の人物と組んだが、先述の次点になったマルコスの息子に次ぐ3位となり惨敗。

 この人物、上院議員で姉も上院議員でこの姉は割合人気が高く、2期上院議員を務めた後に規定で連続3選は出来ないので、地元のタギッグ市選出の下院議員に1期席を置いて今度の上院選に復活を狙って立候補し、当選は固いとされる。

 さて副大統領選に落ちた弟は1年後、ドゥテルテによって外務長官に任命され1年半ほど在籍するが、あからさまな救済人事と批判されるもののドゥテルテも当人も平然としていて、これ位の厚顔でないと政治屋は務まらない。

 そのドゥテルテ、選挙後に僅差で負けたマルコスの息子と本当は組んで選挙を戦いたかったと発言し、やがて副大統領に当選した野党のロブレドを閣内から追い出し、フィリピンの政治は理性より怨念が渦巻いていると印象付けた。

  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2019/03/07 (木)

Share |
 
セブ島工房 ::: フィリピンニュース・情報 Philippines Inside News
 ここ5、6年くらいの間に、セブにオートバイが増えた。これはセブに限らず、フィリピン中にオートバイは増え続けていて、オートバイ販売店や関連部品を売る店はどんな小さな町に行..   | 2019-04-18
【写真-1】    あれほど土砂降りであった天気も、ホテルに着き荷物を降ろし休んでいる内に小止みになり外へ出られるようになった。写真-1はホテル前の前方海に浮かぶ島で..   | 2019-04-15
 元号など無縁のフィリピンに住んでいると、4月1日の新元号発表時の日本の馬鹿騒ぎ、特にマスコミと称する連中の態度など『翼賛』そのもので『何だこれは』と思うばかり。   ..   | 2019-04-12
【写真-1】    海岸に出たら道は途絶えていて、トライシクルは砂浜に車輪に取られながら走る。写真-1のように排水口が川のように流れていてトライシクルがそこを越せず、..   | 2019-04-04
 3月になり日本の桜の開花がニュースが流れると、この時期だけは日本へ行ってみようかという気は起きるが、日本へ行くよりほかの国へ行った方が良いという気持ちが勝っていて、具..   | 2019-04-02
【写真-1】    右へ行くとタイタイ町、左へ行くととエル・ニドへ行くロータリーの上で見かけたのが写真-1。これは地元の政治屋連中の看板で、2019年5月に選挙があるのでフィ..   | 2019-03-29
 フィリピンは日本同様、四方を海に囲まれているので魚介類を食べ、イワシやカツオといった日本でもお馴染の魚も獲れるが、水温が高いために脂の乗りは今いちで、少々物足りない味..   | 2019-03-27
【写真-1】    パラワン島は列島から離れているために開拓されていない所が多く、少し前には裸で暮らす少数民族が存在すると話題になった。しかし、エル・ニドへ向かう幹線..   | 2019-03-22
 3月11日、セブのリゾート施設が集中するラプラプ市で凄惨な事件が起き、地元は蜂の巣を突っついたように大騒ぎになっている。  【写真は事件のあったマクタン島を飛行場着陸直..   | 2019-03-19
【写真-1】    プエルト・プリンセサからエル・ニドまでは陸路で6時間前後かかる長丁場。ホテルを早く出て、写真-1のトライシクルでバス・ターミナルへ。朝早いので交通量..   | 2019-03-16
12345678910,,,138
    
ニュース コラム ライフ
【報道】 一族の資産疑惑追及..
セブで激増するオートバイ
【発掘】 フィリピン北部で ..
パラワン島/エル・ニド紀行 ..
【鈍化】 2019年の成長率 世..
セブで聞く新元号
《成果》 2018年の犯罪件数は..
パラワン島/エル・ニド紀行 ..
《弾圧》 セブ島隣の島で 軍..
セブで過ごす読書好日
《観光》 セブ・マクタン島に..
パラワン島/エル・ニド紀行 ..
《選挙》 事前運動花盛りの中..
セブで食べるシー・フード
パラワン島/エル・ニド紀行 ..
《発車》 泥縄の日本への特定..
セブ・マクタン島で起きた凄惨..
《断水》 マニラ首都圏の水不..
パラワン島/エル・ニド紀行 ..
《鉄道》 フィリピン国鉄の延..
21フィリピン選挙ラプソディー201..
22《統計》 人口爆発止まらず ..
23パラワン島/エル・ニド紀行 ..
24《富豪》 フィリピンから17人..
255月13日の選挙とマルコス一族
26《予測》 2019年経済成長率 ..
27パラワン島/エル・ニド紀行 ..
28《責任》 ワクチン接種を巡っ..
29ミンダナオ島の不安定要素
30《起工》 フィリピン最初の地..
31《頭打》 売れ行き不振続く ..
32セブから直行便で行く台湾
33【前進】 イスラム自治政府設..
34フィリピン現代史『エドサ政変..
35《警告》 マニラ湾浄化 沿岸..
36フィリピンの喫煙と禁煙
37《強行》 農民切り捨てにつな..
38セブでヴァレンタイン
39【解禁】 資金力と知名度で決..
40フィリピンの今年は選挙年
41【麻疹】 はしか大流行 40日..
42【環境】 マニラ湾の汚染対策..
43【選挙】 上院候補者支持率で..
44【苦境】 2018年新車販売台数..
45【調査】 世界最長 フィリピ..
46【暗雲】 ミンダナオ島で相次..
47【資本】 全日空がフィリピン..
48【選択】 ミンダナオ島の自治..
49【公然】 韓国の違法ゴミ フ..
50【影響】 韓国造船大手のフィ..
51【掃除】 セブ島北端にある町..
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
【影響】 韓国造船大手の..+ 3492
【選択】 ミンダナオ島の..+ 3277
【掃除】 セブ島北端にあ..+ 3243
【公然】 韓国の違法ゴミ..+ 3221
【資本】 全日空がフィリ..+ 3075
【暗雲】 ミンダナオ島で..+ 2935
【選挙】 上院候補者支持..+ 2706
【解禁】 資金力と知名度..+ 2660
【調査】 世界最長 フィ..+ 2640
【麻疹】 はしか大流行 40..+ 2636
【苦境】 2018年新車販売台..+ 2573
【環境】 マニラ湾の汚染..+ 2442
《強行》 農民切り捨てに..+ 2309
《頭打》 売れ行き不振続..+ 2146
《起工》 フィリピン最初..+ 2054
【前進】 イスラム自治政..+ 1958
《予測》 2019年経済成長率..+ 1942
《責任》 ワクチン接種を..+ 1939
《警告》 マニラ湾浄化 ..+ 1876
《富豪》 フィリピンから17..+ 1714
21《鉄道》 フィリピン国鉄..+ 1713
22《統計》 人口爆発止まら..+ 1713
23《発車》 泥縄の日本への..+ 1510
24《断水》 マニラ首都圏の..+ 1495
25セブで観たNHKの『紅白歌合..+ 1322
26バタネス紀行 2017 その-..+ 1321
27バタネス紀行 2017 その-..+ 1160
28《観光》 セブ・マクタン..+ 1148
29セブのシヌログとアメリカ..+ 1144
30《弾圧》 セブ島隣の島で..+ 1011
31バタネス紀行 2017 その-..+ 1011
32セブで打つテニスと大坂な..+ 1003
33バタネス紀行 2017 その-..+ 981
34セブで過ごす 『春節』+ 928
35セブ・マクタン島で起きた..+ 858
365月13日の選挙とマルコス一..+ 849
37フィリピンの今年は選挙年+ 801
38パラワン島/エル・ニド紀..+ 734
39《成果》 2018年の犯罪件数..+ 733
40セブでヴァレンタイン+ 715
41《選挙》 事前運動花盛り..+ 693
42フィリピンの喫煙と禁煙+ 693
43フィリピン選挙ラプソディ..+ 666
44パラワン島/エル・ニド紀..+ 643
45セブから直行便で行く台湾+ 638
46パラワン島/エル・ニド紀..+ 630
47フィリピン現代史『エドサ..+ 595
48ミンダナオ島の不安定要素+ 591
49【鈍化】 2019年の成長率 ..+ 246
50【発掘】 フィリピン北部..+ 166
51【報道】 一族の資産疑惑..+ 45
52+
53+
54+
55+
56+
57+
58+
59+
60+
61+
62+
63+
64+
65+
66+
67+
68+
69+
70+
71+
72+
73+
74+
75+
76+
77+
78+
79+
80+
81+
82+
83+
84+
85+
86+
87+
88+
89+
90+
91+
92+
93+
94+
95+
96+
97+
98+
99+
100+
フィリピン留学情報
MAAS!留学
セブ島留学・セブ留学ならMAAS!(マーズ)留学へ
メルマガ購読(無料)

メールアドレス(半角) 
Share |
会社紹介お問い合わせお知らせディレクトリ
全体:770,178 今日:191 昨日:269
PH-INSIDEに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
E-mail: help@ph-inside.com
Copyright (C) 2002 ph-inside.com. All rights reserved.