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セブで食べるキビ団子とトウモロコシ - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブで食べるキビ団子とトウモロコシ
 

 きび団子といえば桃太郎が、犬、猿、雉にきび団子を与えて家来にし鬼退治をした童話で知られ、桃太郎は岡山県が始まりだと同県には銅像などが建てられ、岡山空港は岡山桃太郎空港と名乗っている。

【写真-1 セブでも希少な穀物となった

 この桃太郎や金太郎、かぐや姫といったこの手の童話というのは昔から各地に伝承される似たような話があって、時代に合わせて内容が作られて行き、桃太郎の鬼退治などは明治になってその勧善懲悪思想を富国強兵、軍国主義に利用したのではないかとの説が有力となっている。
 時代に合わせて変わると書いたが、桃太郎が広く人口に膾炙するのは江戸時代の読み本辺りからで、その頃は桃から生まれた桃太郎ではなく川から流れて来た桃を食べた老夫婦が食べて回春し、それで子どもが出来て生まれたとあり、至極当たり前の展開になっている。
 また鬼退治も今で見れば強盗と同じで、鬼と称された他人の家に押し行って金銀財宝を略奪し、桃太郎は略奪した金銀財宝を酒池肉林の様に散財したなどとあり、どうも桃太郎は童話で描かれた正義の人物とは違う個所がたくさん出て来る。
 千葉県に住む小学6
年生が従来の桃太郎童話に疑問を持って、夏休みの自由研究で調べてまとめた作品が2019年全国コンクールで最高の文部科学大臣賞を受賞し、それが出版された。 

 本の題名は『桃太郎は盗人なのか?~「桃太郎」から考える鬼の正体~』で、鬼が悪者になっている過程を桃太郎関連の本を読破して考察しているが、夏休みの自由研究として一級品である。
 この桃太郎盗人説は昔からあって、福沢諭吉も唱えているが童話としての清らかさを失わないように巧妙に隠されて現代に至り、いわば大人の都合で物語が伝わっているのかも知れない。
 それにしても小学6年生といえば12歳、この歳で当たり前の童話に疑問を持ったことは素晴らしく、頭の固い大人ではこのような考えを持つこと自体なく、研究など出来ないであろう。
 

 さて、標題に戻すが桃太郎が与えたきび団子、岡山県は昔は吉備と呼ばれていたために、そこに引っ掛けてきび団子も有名だが、現在名物として売られているきび団子は穀類の一つ『黍=キビ』からではなく米の粉の白玉粉から作られている。
 キビは今は稗や粟と一緒の雑穀という範疇に入れられていて、食用というより小鳥の餌という印象を持つが、弥生時代になって米作が広まるまでは日本人の主食の一つであり、近年は身体に良いということでキビを含めた雑穀類が脚光を浴びている。
 

 写真-1はセブ島西海岸にある町の店で見かけた物で、素焼きの大小の容器に入っている小さな粒がキビであり、セブでは『ミレット』と呼んでいるが、これは英語と同じ呼び方である。 

 キビの実は固い茶色の殻に包まれていて、写真の実は脱穀した後の実で、キビの語源である『黄実』が成程と思う黄色をしているが、キビを栽培する農家がセブにあったことは知らなかった。 


【写真-2 バナナの葉は皿や包む材料として色々使われる】

 

 ただし、フィリピンには写真-2の『スーマン』と呼ぶ、キビの実をココナツ・ミルクで練ってバナナの葉で棒状に包んだ蒸し上げた甘いデザート菓子があって、キビの代わりに糯米を使っている物もある。 

 写真は同じ西海岸の町で売っていた物だが、キビを使ったスーマンは今や貴重種で、多くは糯米を使っているが、このように糯米をバナナの葉に包んで蒸すというのは東南アジアには似たような物があり、何れもココナツ・ミルクが入っていて甘い。 

 糯米を甘く味付けして食べる食品は日本にもあり、直接味付けをしてはいないが回りを小豆餡で包んだ『おはぎ』が知られ、このおはぎには甘くした黄な粉で包んだ物もあるが、普通の白米を握った『おにぎり』を餡で食べるということはなく、糯米だから出来るから不思議である。 

 そういえば『おはぎ』のことを『ぼたもち』と呼ぶこともあるが、同じ物なのに呼び方が違うのは諸説あって、春は牡丹の花から秋は萩の花から来ているというのがありもっともらしいが、東京ではぼたもちとは言わなかったし、春に食べたのか秋に食べたのかの区別の記憶はない。 

 キビの栽培に関連するが、セブ島は米の栽培の出来ない所で、これはセブ島はすぐに山が連なり満足な川がなく水田を作ることが難しいためだが、それでもセブ島南部に行くと水田を見かけるが、そういう所は湧き水に恵まれている平地である。 

 そのため、降って来る雨を頼りに『トウモロコシ』栽培が盛んで、時々行くセブ島北部ではかなり広いトウモロコシ栽培が行われるが、日本でいうトウモロコシとは違いかなり小さい実を成らせ、その用途も家畜用飼料に回されている。 

 家畜用飼料と書いたが、このトウモロコシを細かく粉砕した物を『マイス』と呼んで米の代わりに食べることもあり、かつては貧困の象徴として見られていたが、米を食べるよりも健康には良いという見方もあって見直されている。 

 そういう見直しも富裕層からで、貧困層は何も好んで食べている訳ではなく、弱者はいつまでも弱者の象徴のような食べ物で、現在のコロナ禍で飢餓を覚える人が40%以上もあった調査を考えると、米を食べられずにトウモロコシを食べている人も増えたのではないか。 

 フィリピンに来た頃、日本人が『マイス』を食べると腹を壊すといわれたが、食べてみて美味くはないが別に腹を壊すことはなく、こういった言葉が流布しているのはフィリピンを小馬鹿にする食べたことのない日本人の偏見から来ているのではないかと思った。 

 トウモロコシを世界的に見ればアフリカ、中米、南米と彼の地はトウモロコシが主食で、これは米や小麦などよりも多く食べられていて、小生もアフリカ時代と中米時代ではトウモロコシが主食であった。 

 アフリカの場合は粉にして、熱湯で練り上げて餅状にしたのをおかずを包みながら食べ、中米ではせんべい状に柔らかく焼いてちぎって食べたが、日本に帰って同じような物を作って食べたが現地の味には程遠かった。


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2020/10/26 (月)

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