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セブで迎えるコロナ禍のクリスマス - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブで迎えるコロナ禍のクリスマス
 

 12月14日現在のフィリピンの新型コロナ感染者数は451839人、死者は8812人と発表されている。



 相変わらず感染は収まっていないが1日当たりの感染者数が1千人台半ばとなっていて、以前の1日当たり2千~3千人台からは感染者発生数は減っている。

 ただし、地域によっては大流行している所もあり、そういった地域では防疫措置を強化、その他でも防疫措置は継続されているから、まだまだ警戒は緩められる状況ではない。

 フィリピンの感染者数45万人台だが、アセアン加盟の10ヶ国の中では2番目の数で、1位はインドネシアの60万人台となり、この2国が他の加盟国と比べて異常に多い。

 フィリピンとインドネシアは感染者数で不名誉なトップ争いを続けていて、一時はそれまでトップであったインドネシアをフィリピンが抜いた時期もあったが、また入れ替わって現在はインドネシアが断トツの感染者数を抱えている。

 これをもってフィリピンの今年3月以来の戒厳令並みの防疫措置がインドネシアより効果があったとは必ずしもいえず、両国の立場は五十歩百歩の域を出ない。

 そういった中、日本は感染第3波真っ最中で、毎日の感染者数が2千人台半ばとなり、ついには3千人台を超してフィリピンの3倍近くも感染する異常な事態になっているが、日本の取り組み方に切迫感は感じられない。

 特に旅行業界と飲食業界を救済する自民党の『Go To』政策を政府の御用学者連中が一旦止めるべきと言っているのに未だ見直しや止める気がないのには呆れるばかり。

 自民党と旅行業界、飲食業界の繋がりは昔からかなり強く集票団体にもなるが、そこに税金を何兆円も注ぎ込む『Go To』を露骨に推し進めていて、この業界に限らずコロナ禍で青息吐息状態はどこも同じで、これは買収といわなくて何というのか疑問である。

 コロナ禍で一番分かったのは、本来、旅行や飲食などあってもなくても当事者以外の人の生活には何の影響もないことで、ここから世の中は不要不急で成り立っていて、効率ばかりを追求する『新自由主義』などまやかしであると実証された。

 日本のことはこれ位にするが、『Go To』の失敗によって無内容な菅内閣は瓦解するような気もするが、税金から金が出るとからと『Go To』政策に便乗する国民の卑しさを考えると逆にしぶとく持ち応えるのかも知れない。

 さて、フィリピンの場合、国家予算が東京都より低い予算規模が貧乏国なので、日本の様に1人1人に10万円を配ったり、家賃を補助するとか色々な支援は出来ず、せいぜい貧困層対象に少しの金を支給したり食料を配るのが精一杯。

 日本が救済している観光業界、飲食業界など全く手当はされず自分で生き残り策を考えろという放置状態で、業界も何とかしろと政府に迫っていないし、迫っても無い袖は振れないで終わりである。

 この業界、海外からの観光客は皆無で、それに頼り切っていた高級リゾートなど倒産の話は聞かないが従業員の整理は行われ、連れて飲食関係も同じ様な状態。

 セブはマクタン島にリゾート施設が集まっていて、その周辺にレストラン、マッサージなど関連業種がたくさん集まるが、これら業種も全滅に近いのではないか。

 それでもこのところ、国内旅行が制限付きで解禁され、ボラカイ島とかバギオといった著名な観光地が観光客を受け入れるようになり、セブも受け入れ準備を始めている。

 ところがボラカイ島を訪れるのに必要な『陰性証明書』を偽造して入島していたグループが捕まったニュースが流れて、そこまでして旅行がしたいのかと思うが偽造するのはやはりなと思った。

 フィリピンは偽造天国で、マニラにはその手の商売を机一つでしている一画があって、小生も店の前を通ったことがあり、各種証明書は勿論、免許証まで見本が置かれていて、何でも可能のようだ。

 以前は他人のパスポートの写真貼り換えなども盛んであったらしいが、偽造防止対策が取られてから難しくなり、その対抗策として正規のパスポート原本が大量に盗まれる事件もあり、その後そのパスポートが見つかったという話は聞かないから出回っているのではないか。

 

 パスポートの偽造など日本人の感覚では考えられず、せいぜい他人の名前で取得した事件が明るみに出るくらいだが、フィリピンはそう珍しくなく、『ジャパユキ』で日本に行って強制送還され、その後姉妹の名前を騙って再び日本へ行ったなどたくさんあるし、当人も悪びれていないから面白い。

 

 さて、カトリックが多数を占めるフィリピンはクリスマスを年間最大の行事としているが、今年は教会に集まることも制限されているし、クリスマス商戦を当て込んでいる業界も盛り上がらないこと甚だしい。

 

 クリスマスと年末には街中で花火を上げて大騒ぎするが、今のドゥテルテ政権になってからは花火はかなり制限されて、割合静かな当日となっていて、時々大きな音の花火が散発的に聞こえるが、往生際の悪い音に聞こえる。

 

 今年は感染を防ぐためにラッパを吹くことも禁止されて、せめて年一回ぐらいは景気付けに盛り上げようとする人々をがっかりさせているが、家の敷地内で騒ぐ分には規制は及ばないようだから、例年通りに騒ぐ人は騒ぐのではないか。

 

 そういった年中行事もコロナ禍で規制され、禁止、中止が相次いでいるが、特に大きなキリスト行事が次々と中止になっていて、1月のマニラ・キアポ教会の『ブラック・ナザレ』巡行が早々と中止になった。

 

 この行事は黒いキリスト像を車に乗せて沿道を一日かけて教会へ運ぶものだが、その沿道には数百万人の信者がご利益を得るために像に目がけて押し寄せ密集するを理由としている。

 

 また、セブで1月の第3日曜日に行われる『シヌログ』も中止となった。シヌログは元々はサント・ニーニョ教会の宗教行事だが、1980年代に観光行事としてパレードが行われるようになって年々盛んになり、フィリピンでも最大級の人を集めるイヴェントとなっている。

 

 第3日曜日は『グランド・パレード』といって、祭りの最期を飾るもので、自治体やグループの選りすぐりのメンバーが市街地で踊る様子は、年々派手になって写真を撮る人間にとっては年に1度の楽しみでもある。

 

 この行事に参加するグループは早くから踊りの練習をし本番に備え、セブでも地方に行くと体育館などで練習しているのをよく見かけるが、今年は中心になる生徒、学生は学校自体が閉鎖状態で、シヌログの練習どころではなく、寂しい気持ちを味わっているのではないか。

 

 こうして、先の見通せないコロナ禍だが、東京オリンピックなどとても出来ないと早々と関係者は見通すことが大切なのではないかと思うが、利権で繋がり一儲けしようとする戦争商人みたいな奴はいつの時代でも居るから、日本は玉砕覚悟で決行するのであろうか。

  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2020/12/16 (水)

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