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セブ島を襲った台風『オデット』被災記-4 - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブ島を襲った台風『オデット』被災記-4
 

【承前】 台風22号『オデット』の台風針路はミンダナオ島北部のスリガオ地域からボホール島、セブ島。ネグロス島を通過し、スリガオ北方にあるサーフィンで知られるシアルガオ島など台風被害は酷く、セブのリゾートで知られるマクタン島も同様であった。

 



【写真-1 残骸の散乱する台風翌日早朝の様子。正面の建物は自動車販売店で、後方に建つ倉庫の屋根は大風が吹けば屋根が飛ばされる危ない造りといわれていたがやはり多くが吹き飛ばされている】

 

 後日、新聞に載ったマクタン島のリゾートの写真では、海沿いの施設は吹き飛ばされ椰子の樹など樹木は丸裸になり惨状を伝え、海岸には波に押し寄せられ漂着した残骸が山積みで、このために台風通過後はシャングリラなど多くのホテルは臨時休業措置を取ったが、環境が元に戻るには2年くらいはかかるといっている。

 

 また、マクタン島はアイランド・ホッピングといって近くの小島をバンカ・ボートで巡る観光の拠点にもなっているが、これらのボートもほとんどが被害を受け、同地には日本人の経営するダイヴィング・ショップも多く有ったが、コロナ禍で客足も途絶えている中、更なる打撃を受けた。

 

 台風襲来前には船舶は舫いロープやアンカーを増すものだが、今回の台風はそういった予防措置を遥かに超え、セブの港や沖に停泊していた貨物船や客船は流されて座礁、沈没が続出しその数120隻以上となり、そこから流れ出た燃料が海岸を汚染する二次災害も起きている。

 

 知り合いのアパートの屋根が飛ばされたというので行ってみたが、途中の道路は電柱が倒れ大きな樹から折れた枝が道を塞いだりして車の通るのを妨げているが、幹線道路も被害が出て通行出来ないのか、普段それ程通行量のない細い道にも車が迂回して入って来るために渋滞も起きている。

 

 今回の台風は風が強かったため、特に街路樹や私宅の樹々に大きな被害が出て、小生宅でも大きく繁っていたブーゲンビリアの枝葉が吹き飛ばされ泣く泣く幹を残して伐採したが、2週間を過ぎた頃に幹から芽が出て来て安心した。

 

 台風前はこのブーゲンビリアがあったために日中の陽射しはかなり防げていたが、今回切ったら日光が庭と家の方に直接当たる様になり、台風後は好天気が続いたせいもあって暑くて仕方がなかった。

 



【写真-2 かなりしっかり造られた看板であったがこのように吹き飛ばされていて、こういった光景はセブ中の至る所にあり、マクタン島では台風襲来の最中に外に出たリゾート経営者が飛んで来た物が当たって死亡している】

 

 2013年にセブ島北部に大被害をもたらした台風『ヨランダ』の時も、被災地の多くの樹木が倒れ、枝葉を吹き飛ばされ驚くほど見通しが良くなったことを思い出すが、あの時被害地では3~4度は気温が上昇して暑かったが、樹木は気温上昇を防いでいると地球温暖化を持ち出すまでもなく分かった。

 

 台風『ヨランダ』によってそういった大被害を受け丸裸になってしまった樹木だが、徐々に緑は回復して元のように繁り、今では同地方へ行っても台風の爪痕など樹々に関しては全く分からなくなり、熱帯に生きる植物の逞しさを感じさせる。

 

 台風『ヨランダ』の時も多くの家に被害が出て、小生が時々行く家も倒れた椰子の樹の直撃を受けて屋根は潰れ一部の床と壁を残すだけの惨状で、このように住居を失った人は多く、国は被災者住宅の建設を始めた。

 

 ところが7年経った昨年、セブ島に近い島や町で被災者住宅が完成したという話が伝わるくらいで工事は進まず、時々北部の町で建設中の被災者住宅の近くを通るが建設が進んでいる様子はなく、しかもこれらの立地場所は人里遠く離れたサトウキビ畑の真っただ中に造られていて、こんな所に被災者が住めるのかと毎度感じる。

 

 台風被災後7年も8年も被災者が仮の家屋で過ごしているとは思えないが、これらの被災者用住宅に住むのは海岸沿いなどで不法に住んでいた人々を住まわせるためともいわれ一概に否定出来ないが、それにしても遅過ぎる。

 



【写真-3 今回の台風は雨よりも風が強かったと思うがその風によって根から倒されたガソリン・スタンドの植木。この倒れ方から北方向からの風によって被害を受けたことが分かる】

 

 今年の5月にフィリピンは選挙があるために、立候補予定者は絶好の顔と名前を売り込む場として被災者住宅完成を利用するだろうから一気に建設は進み、完成式典は増え大統領選に立候補している人物など早々と被災者支援を打ち出したが、物と金をばら撒く買収行為に他ならない。

 

 今回の被災で家を失ったのは数十万人といわれているから、被災者用住宅を巡って『ヨランダ』が先か『オデット』が先かで揉めそうなのは必至で、利権絡みとなってこういう所に政治屋の顔が効くのであろう。

 

 『ヨランダ』の時は、世界中から支援、援助が行われ日本も人道支援にかこつけて自衛隊が大手御用新聞の記者を連れて活動をしたが、実際に現地でその様子を見た限りではほとんど役に立ったとは思えず、日本の軍隊の作戦能力の低さと記者連中の程度の悪さに呆れながらも妙に安心した覚えがある。

 

 NGOも多く支援活動に入りこの手のNGOは食料配布などが主になるが、こういった支援組織で知られるのは日本政府、財界が作った『ジャパン・プラットフォーム=JPF』で、JPFは構成する日本のNGO団体に資金を提供して活動をさせている。

 

 今回の『オデット』にもJPFは支援を決定し、その資金も1億5千万円としているが、被災後20日を過ぎても具体的に支援活動の内容が決まっていなくて、すぐにでも支援が欲しい被災者には役立っていない。

 

 これは傘下のNGOが支援を表明してJPFから『調査』と称して資金を受け、その資金で調査に入りその調査に基づいて調査したNGOに支援活動資金が降りる仕組みになっていて、実際に支援に入るまでかなりの時間を要するが、資金潤沢なJPF組織が肥大して小回りが利かなくなったためもある。 【続く】


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2022/01/26 (水)

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