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セブ総領事館で投票をする - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
   
  セブ総領事館で投票をする
 

 日本の選挙投票率は国政選挙で50~60%台、自治体首長選挙では30~40%台、中には20%台で当選が決まる例が少なからずあり、国政の低投票率は国民半分の投票者でそのまた半分以下の票、即ち有権者の4分の1しか集められない構造で自民党が権力を握り、民主主義は多数決といいながらこれでは偏り過ぎている。

 


【写真-1 残る空欄は2回分で増補するにはまた公館へ2度も行くのか】

 

 海外に住んでいても日本の国政選挙に投票出来る『在外投票』制度は2000年から導入されたが、これは海外の有志が『海外に住んでいるという理由で選挙権を剥奪しているのは憲法違反』と国を訴え、最高裁で違憲となって国が負け、その後慌てて国会で公職選挙法を1998年に成立させて施行した。

 

 また2005年にはそれまで比例区しか投票出来なかったのが、やはり最高裁で国に対して違憲との判決が出て、今の様に国政選挙に関しては衆参共に全て投票出来るようになったが、この経緯で分るように裁判で問われて成就した訳でこの制度は『棚ぼた』式ではない。

 

 また、この5月には『最高裁判所裁判官国民審査』投票制度が在外では行われていないことに対して最高裁は違憲判決を出し、国は施行せざるを得なくなったが、この過去からの流れを見ると違憲判決が出るまでの国及び国会の怠慢というのは良く分かる。

 

 この制度が出来ても在外に住む邦人に対して自動的に選挙権が生じるものではなく、選挙権を得るには住んでいる地域を管轄する日本の在外公館へ行って申請手続きをする必要があり、フィリピンやアメリカで行われている一種の形を変えた選挙人登録となっている。

 

 申請を受理した在外公館からは申請者の住民票の在った日本の自治体へ送付し、問題がなければ自治体から申請した在外公館へ送られ、それを受領に在外公館へ行く必要があり、申請から受領までの時間は覚えていないが3ヶ月くらいかかったようだ。

 

 在外公館へ2度も行くと簡単に書いているが、小生の様に公館のあるセブに住んでいて近ければ大変ではないが、それでも車で渋滞すると30分はかかり、セブの在外公館『セブ総領事館』の管轄はセブ島、レイテ島、サマール島、ボホール島などの近隣の島、ミンダナオ島の一部と広範囲に跨っている。

 

 領事館へ行くにも1日がかりどころか前夜の船便に乗ってセブに着く様な島もあって、これら遠方の管轄内に住んでいたらこういう手間をかけてまで直接の利益に繋がらない在外選挙資格を取ろうと思わないのは道理である。

 

 セブ総領事館へ来るのに1日がかりの地域に住んでいる邦人は何人居るのか分からないが、セブ総領事館館内には4000人以上の在留届が出ていながら、2021年の第49回衆議院通常選挙の時の『在外選挙』の登録者はたった13人であり、これは0.3%をようやく超えた登録率で驚くと同時に呆れ返った。

 

 ちなみにこの衆議院選挙でフィリピンから投じられた票は総計220票で、内訳はマニラの大使館176票、セブ総領事館26票、ダヴァオ総領事館18票で、在外選挙人登録者数で見るとマニラ1080人、セブ13人、ダヴァオ18人で総数1111人となっている。

 

 この数字から投票率を見るとマニラ16.19%、セブ200%、ダヴァオ100%となり、セブの投票率に驚かされるが、これはセブで登録しなくても他の公館で登録し『登録票』を持っていれば投票出来るためで、セブとダヴァオは登録者の投票率は良いのは分かるが分母自体少な過ぎて比較は出来ない。

 

 さらに在外選挙人登録率をそれぞれの公館の在留届数から推測すると、2021年10月現在のフィリピンでの在留届数は1万5729人と発表されていて、国別でいうとその数17位に入り、上にはインドネシア、下にはイタリアが並んでいる。

 

 ちなみに国別で1位なのはアメリカの49万人余、2位にズーッと下がって中国が10万人余となり、3位のオーストラリアに続いてタイが8万2千人余で4位に入って東南アジアでは断トツの在留邦人数を抱える。

 

 タイは昔から在留邦人数は多く、それ故日本人相手のスーパーなど商売になるのだが、『タイ日本人会』の会員名簿を見たことがあって、セブの日本人会会員数が100人も満たない時代に何万人も記載されていて、電話帳のような名簿に驚いたことがあった。

 

 フィリピンの1万5千人余も、コロナ感染が始まる2年前は1万7千人余が届けを出していて2千人程がコロナの影響で少なくなっていて、こういった数字は届けの出ている数字であって、在留届を出す気のない人を含めると実数は倍とはならないがかなり膨らむのはいうまでもない。

 

 マニラの大使館管轄の届け出は1万人を超えているだろうから1080人の在外選挙登録者数なので10%強の登録率と見て良く、セブは4000人に対して登録者13人だから1%に満たなく問題外で、ダバオは残る700人余で登録者18人なので2.6%ほどになる。

 

 前回の第49回衆議院通常選挙の日本国内の投票率はその前の選挙より2.25%上がって55.93%であったが、それと比べてもフィリピンの在外投票率は19.8%とかなり低いが他の国も同様であろう。

 


【写真-2 毎日何十人も投票する様になったらそれまた大変】

 

 在外投票は日本で公示された翌日から始まり、セブでいえば6月23日(水曜日)から始まり、今回は従来より投票期間は長く7月3日(日曜日)まで行われ、最終日の午後にセブ総領事館へ投票に行った。

 

 行って驚いたのは入口でいつも怠そうに座って荷物検査をするセキュリティーがいなかったことで、空港並みの金属探知機と荷物スキャン装置を備えていてもこれでは何にもならない。

 

 おかしいなと思って、待合所の奥に作られている投票スペースに行ったら通常座っているべき係りの人は誰もいず、これはどうした事かと思っているとセキュリティーが出て来て来館簿に記入して、今更と思うが荷物スキャンをして入館。

 

 領事館の担当者も窓口に見えて、書類を渡されて記入し投票所へ進むが、ここで子どもを連れた女性が入って来て日曜日なので領事業務は行わないのにと思ったが、すぐにこれは投票に来た人だと思い当たった。

 

 こう書くのは今まで写真-1で分るように過去4回ここで投票しているが、一度も投票に来た人とはバッティングしたことはなく、毎回そんなものだと思っていて、先述したように登録者が少ないのだから無理からぬところである。

 

 セキュリティーも選挙事務に携わる人がもぬけの殻であったのは、もう投票締め切りまでいくらも時間を残さずもう来ないだろうと思ってお茶でも飲んでいたのかも知れないなと想像するが、締め切り間際に2人も投票に来るとは向こうも慌てたのではないか。

 

 小生もセブとラオスで在外選挙の手伝いをしているので、その暇さ、退屈さは分かり、投票者が来るまでは本を読んでもいいといわれていつものように本を読んでいたが、全員もぬけの殻というのは非難する気はないがどうかと思う。

 

 そうして投票用紙に記入して大小二つの封筒に入れ、それをまた自治体選挙管理員会宛の封筒に入れて選挙立会人が確認して投票は終わりになるが、日本のように葉書を持って投票所へ行き投票用紙に記入して投票箱に投入すればそれで終わりというやり方からするとかなり手間はかかる。

 

 終わってからたまたま領事館の担当者が居たので、何れこちらの新聞報道でも分かることだが、投票数は前回より増えたかどうか聞いたら増えたような感じはなく、前回2021年10月の衆議院選挙以降の選挙人登録はそれほど増えていないのではないか。

 

 こうして手間暇かけて在外選挙は行われるが、登録者の少なさはやはり問題で、例えば在留届を受け付ける時にセットで在外選挙登録手続きを進めるようにするとか、外務省も工夫して良いかと思うが、外務省は選挙は総務省の管轄なのでただ手伝うだけと縄張り意識を持っているかも知れない。

 

 これは登録者数がどこの国も激増したら、在外公館は今まで儀式の様に簡単に対応出来ていた選挙業務の負担は大変なものと知っているから積極的にならないのでないかと思い、確かに在外公館へ投票に行ったら長蛇の列で待たされるなどとなると、逆にそれを理由に棄権する人も出るかも知れない。


  Homepage: http://cebushima-blg.jugem.jp/
Updated: 2022/07/06 (水)

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