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大衆の新しい世の中を作る…エストラダ - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
政治
   
  大衆の新しい世の中を作る…エストラダ
エラブ元大統 領が2010年大統領選挙にまた挑戦するという。
物議をかもしていた彼の大統領選挙挑戦は、中央選挙管理委員会(COMELEC)の出馬資格認定で一段落した。
中央選挙管理委員会は、エストラダ元大統領は現職大統領として再び選挙に出馬したわけではないため、大統領の出馬禁止規定を名文化した憲法を違反した事例としては認められないという意見を表明したことがある。
エストラダは、最初の大統領選挙出馬宣言の際、自分をミサの擁護者であると主張した。彼の歴史的な就任式も、1998年6月30日、マルロスにあるバラソエイン聖堂(カトリック教会)で開き、そこで大統領宣誓をしている。
バラソエイン聖堂は、第1次共和革命出発を宣言した歴史的な場所である。マルロス共和政は、知識人層の主導で始まり、19世紀に中産層を教育させた。エストラダの就任式もエリートが主導した。

エラブは、初就任式で「この国の普通の人々が、自分たちの世の中が来ることをあまりにも待ちわびていた。その日が今来たのである」と、まるで自分が出演した映画でせりふを吐き出すかのように発言した。自分自身を、この社会で逼迫を受けるマイノリティの代弁者として描いたのである。
彼の就任後、フィリピンは、1997年アジア金融危機によって揺れ動いた。しかし、他のアジア諸国より被害が少なく、徐々に危機から抜け出してきた。それ以来、大衆は、富の分配と平等、貧困から救われるという希望を持つようになった。
またエラブは、不正腐敗を終決させると強調し、マイノリティの支持を一身に受けた。しかし2年後、彼は公金横領の疑いと不法賭博「ウエテン」疑惑で起訴された。結局2000年10月、もう一つのピープルパワーによって、権力の座から退かされる手順を踏むことになった。2007年有罪宣告を受けて収監されたが、アロヨ大統領の特別赦免で釈放された。

このような経歴を持つエストラダが、今自分の名誉回復を目指し、大統領の職務を一度目よりはきちんと遂行すると誓い、2度目の大統領に挑戦状を出したのである。彼は、トンド貧民街数千名の大衆の前で、1998年に初めて大統領選挙に出たときにスローガンとして掲げていた、「大衆の友達」、「逼迫を受けるマイノリティの代弁者」になると、2度目の出馬の辞を述べた。
聴衆は、1998年よりもっと貧しくなり、エラブが失敗した大統領であることを知っていながらも、エラブの演説を聞くと支持と歓呼で答えた。エラブは 「二度とみなさんを失望させない。我が人生最後のチャンスだ」と支持を訴えた。

実際、各種世論調査では、10%未満の支持率を見せているエラブが、ノイノイ・アキノ候補とマニビルラ候補に勝って当選する可能性は低いという意見が支配的である。また、政治界の一部からは票を分散させる效果を狙っているという意見も存在する。
エラブは、野党側を単一化するための自分の努力にもかかわらず、野党候補が乱立する現実から、自分の無力さを感じて
逃げ道を探すために大統領選挙出馬を決めたのかも知らない。もちろん、大衆の代弁者を自任し、潜在的な大衆動員能力を持つ、エラブのカリスマは、依然として健在である。しかし、彼の最後の出馬宣言に対する大衆の心が、以前と同じではないというのであろう。

一方、低い支持率にもかかわらず、2010年大統領選挙出馬説を流してきたマカティ市長のビナイが、出馬の夢をあきらめる代わりに、エストラダ元大統領のランニングメートに出た。
ビナイ市長は、コリ・アキノ元大統領と、彼女の夫、ニノイ・アキノ元上院議員を記念する、自伝出版記念式辞を通じて次のように宣言した。エラブ元大統領が大統領選挙で自分をランニングメートに選んでくれれば、現実的可能性が高いと言われていた上院議員候補にも出馬しないと。
また、「私は、長い間、マカティ市長職を行いながら豊富かつ多様な行政経験を育んできており、その経験と能力を披露することができる副統領職を希望する」と述べている。
つづいて、2010年大統領選挙で野党側の候補乱立によって心配される死票(落選した候補が得た票)を防止するために、野党側候補を一本化させようとするエラブ元大統領の努力に、自分も力を貸すと、語った。

Updated: 2010/03/09 (火) 13:19

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