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アムパトアン支持者、警察に射撃、選挙テロで - フィリピンニュース, 現地生活 最新情報発信
アムパトアン支持者、警察に射撃、選挙テロで |
57名の宿敵家門と記者らを虐殺する蛮行をやらかした、アムパトアン家門の支持者たちが、マギンダ地域に戒厳令が宣布された以後、日曜日の夜(6日)、 警察に銃撃を加えて最初の銃撃戦を繰り広げた。.バラングガイメタでの約 10分間の交戦による警察側の被害はないと、ソニ-デビド合同保安司令部警察責任者が明らかにした。
デビドは合同保安隊要員らが、アムパトアン側が不法に備蓄して土に埋めていた武器類を押収するための捜索作業を遂行していたとき、銃撃を受けたという。東マギンダナオ地域の部隊長であるレイムンドペル中佐は、“戒厳令下における、アムパトアン家門の武器類押収と勢力の無力化のためにマギンダナオ地域で合同作戦を遂行している軍警合同保安隊は、今回と類似した攻撃を受けており、今後数回の交戦が予想される”と語った。
去る 11月 23日に発生した逝去テロで、候補登録に向かっていた、宿敵家門のブルーアン副市長、マングダダト婦人ら家族と、 30名の記者団等が皆殺された事件は、世界中類のないほど、単一事件としては最大規模の惨事であった。
今回の選挙テロ事件に関わったアムパトアン家門の逮捕と不法武器類押収など、この事件を迅速に収拾しようと、アロヨ大統領は 12月 4日(金)、野党側の反発を冒し、マギンダナオ地域に戒厳令を宣布した。テロを起こしたアムパトアン家門は、今回の選挙テロを起こした罪で与党ラカスカムピ党から除名され、その代わりに、被害者である政治ライバル、ブルーアン副市長イスマへマンググダダトが、2010年 5月に行われる選挙に、マギンダナオ州知事の与党側候補に指名された。
◁市民民兵隊、MILFキャンプへ逃走
マギンダナオ州の戒厳管轄官に任命されたペルレは、軍警戒厳合同軍による検挙を恐れた CVOs(民兵志願隊)の組織員2000余名が、シャリプアグアックの外郭にある、MILF(モローイスラム解放前線)キャンプへ逃走したことを明らかにした。彼らは、普段アムパトアン家門に所属しており、種族間の婚姻によってMILFと関わっていたと知られている。MILF 駐屯地域は戒厳令圏外となる。
◁ もっと多い武器収去
ペルレマギンダナオ戒厳管轄官は、アンダルアムパトアンシニア州知事の豪邸の裏庭の地中に隠しておいた、機関銃と各種弾薬など、また違う不法武器類を押収したと明らかにした。現在まで明らかになったところ、1,500丁の長銃と、弾丸 50万個などがあるが、情報によれば、これはアムパトアン家門が不法に備蓄した銃や武器類の「氷山の一角」と言う。
◁果して私兵組織、根絶となるか。
アロヨ大統領が野党側と人権団体の非難を冒してまでマギンダナオ地域に戒厳令を宣布し、選挙テロ虐殺をしでかした、土豪勢力として君臨していたアムパトアン家門の無力化に出たなか、ミンダナオイスラム地域に根付いた、軍人と警察の『土豪勢力私兵化』の弊害が、今回の戒厳令宣布をきっかけに根絶されることとみる意見はほとんどない。
フィリピン中央政治組職と結託した土豪勢力の芳しくない集団行動も、すぐに打破することは難しいという意見が一般的である。したがって、州知事や市長と結託した軍人、警察組職が地方政府や土豪勢力の利害関係によって簡単に動員される、フィリピンの脱法的、封建的な政治形態はしばらく続くのであろう。
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Updated: 2009/12/17 (木) 11:50 |
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