 フラッグ・キャリアーのフィリピン航空を追い上げるセブ・パシフィック航空(CP)がセブーシンガポール、セブー香港便などの期間限定格安運賃を発表した。
これによると、実施期間は2011年9月1日から10月31日までで、両路線を片道888ペソ(約21ドル)の価格設定とした。
実際はこの他に税金と諸経費が加えられて往復でおよそ200ドル位になる。
現在、CPのセブーシンガポール間運賃は300ドルを超すから確かに安い設定になっている。しかし、この値段でも既に席は埋まっていて、今回の更なる格安値段でチケットが取れるかどうか疑問である。
このセブーシンガポール路線にはシンガポール航空の子会社、シルクエアーが就航し、競合しているがシルクエアーは通常460ドル前後を取っているので、比較すれば確かにCPは安い運賃設定である。
また、クラーク国際空港(写真)からはシンガポール、香港便を片道555ペソ(約13ドル)に設定しているが、この空港はマニラから遠く、陸路1時間半から2時間もかかるような場所にある。
それでもOFW(フィリピン人海外就労者)を中心にした安い価格狙いの利用者には人気があるようだ。
なお、CPはクラークーシンガポール間には週32便、香港には週28便、セブからは毎日1便が就航している。

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