 世界の自動車生産会社で2位、年間827万台を売るドイツのフォルクスワーゲン・グループとフィリピンの3大財閥の一つに挙げられるアヤラの子会社の『アヤラ自動車』が販売代理店の契約を取り交わした。
フィリピンには早い時期からフォルクスワーゲン車両は販売されていて、とりわけ旧型『ビートル』は多数輸入され、現在も車齢40年位の車が普通に街中を走る国でもある。
しかし、フォルクスワーゲン車種は現在に至るまでどこも弱小の販売会社が扱うだけであった。
今回アヤラが代理店契約を結んだのは、フォルクスワーゲンが中国で生産する汎用車種をフィリピンに輸入するのに便利なこと、ドイツ車のブランドがフィリピンに高級感を与え、特にフォルクスワーゲン傘下の高級車、アウディ―の販売が一定程度富裕層に見込めるためと見られている。
フォルクスワーゲンは27カ国に99の生産工場を持ち、従業員数は50万人以上。生産した車は世界153カ国で販売されている。【写真は新型ビートル】
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