 フィリピン国税局は金取引でボロ儲けをし、納税申告を誤魔化していた男女4人に対して脱税の疑いで司法省検察局に告発した。
最大の脱税者は女性で、2005年から2009年にかけて総額25億ペソ(50億円以上)相当の純金を売却、この5年間の利益約16億5,000万ペソを適切に申告しなかったとみなされている。
2番目は男性、23億ペソ相当の純金を売却、1番目と同様納税申告をしなかった。
残る2人は女性で、先の2人同様のやり方で脱税をしたとみなされている。今頃になって過去に遡る少数の脱税が摘発されるのもおかしな現象であるが、アキノ政権になって『脱税摘発』の動きは少しずつ加速している。
これに加えてフィリピンは『密輸天国』でもあり、この面でも厳格な処置が求められている。
なお余談になるが、フィリピンには『山下財宝=戦時中に山下奉文が隠したとされる日本軍の金塊』を巡る詐欺話もたくさんあって、欲の突っ張った日本人が時々引っかかるから注意が必要である。(写真は1億円の金塊)
|