 2月6日午前11時49分、ネグロス島東海岸とセブ島西海岸の間の海底を震源地とする地震が起き、東ネグロス州(州都ドゥマゲティー市)を中心に確認されているだけでも50人以上の死亡者を出した。
この地震では津波警報が出され、セブ島西海岸には海縁に住む住居に海水が浸水との情報もあったが直接の被害は出ていない。
震源地とは山を挟んで反対にあるセブ市も10秒ほどに渡って大きく揺れ、中層ビルにいた人々は外に避難したり、津波警報から大津波が来るとのデマから、海に面する地域の人々がパニックになって高台目指して駆け出す一幕もあったが、地震に対する心構えと対策がないフィリピンにおいては仕方がない行為であり、大きな混乱はなかった。
地震のないセブ島といわれるが、この地震の一週間前に、セブ島北部の町の沖合で地震が報道され、また近隣の島でも連続的に小規模な地震が観測されていて、連鎖的な地震が発生しており油断は禁物である。
なお、今回の地震いよる死亡者は家屋の倒壊ではなく、土砂滑りによる被害が多かった。(写真は東ネグロス州にて)
|