4月27日(水曜日)午後4時18分頃、セブ島隣にあるボホール州LOAY(ロアイ)町(人口約1万9千人)を流れるロボック川に架かるクラリン橋が折れ、川に崩落する事故が発生。

この事故で通行中の車両が川に転落し、4人の死亡と20数人の負傷が確認され、死亡者の中にはオーストリア人が含まれている。
同橋は52年前に架橋された古い橋で、2013年の死傷者多数を出したボホール地震によってダメージを受け、現在すぐ横に新しい橋を建設中であった。
崩落した原因は砂利を満載したトラックが橋の上で停まったことによると見られているが、積載オーバーのトラックが常態的に通過していることを見逃していた警察など関係者の責任は免れない。
また9年も前の地震で未だに橋が完成出来ない無責任さと、危険な橋を使わせていた国や州当局の責任も同様だが、関係者は停まった砂利トラックが悪いの一点張りで責任を逃げている。
ロボック川は小さな川であるが、川を遡りながら食事を摂る水上レストラン観光で知られ、橋はロボック川に架かる崩落したクラリン橋のみで、この橋はボホール島沿岸部を走る幹線道路に架かっているために建設中の橋が開通するまではかなり島内交通網に影響を与えるのは必至。
この崩落事故から、セブとマクタン島を繋ぐ1970年代に架けられた第一マクタン大橋も以前より橋の老朽化による危険性が指摘されていて、特に大きな地震が来たら専門家からは崩落するといわれ、ボホールの崩落事故を他山の石として2000年に架けられた第二マクタン大橋を常に通った方が良いというのは現実的になった。
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