移民庁は、フィリピンに入国する外国人にシール型のビザを発行する制度を近日中に施行する予定であると発表した。それによって、移民庁の判子を偽造して不法にビザを延長する犯罪が、すぐにも消えると見込まれている。
マルセリノ・リバナン(Marcelino Libanan)移民庁長は、アルベルト・アグラ(Alberto Agra)新任法務部長官を歓迎する席で、このような事実を発表した。シール型ビザ制度施行によって、移民庁の収益が10~20%ほど増えるという。
またリバナン庁長は、今度の政策施行において最も重要な結果として、フィリピンを訪れる外国人をだましてビザを偽造する、詐欺団の犯罪行為を中断させることを挙げた。
現在、国際空港に所在する移民局は、ゴムの判子を使って入国、出国者らの入国・出国日付を明示している。
一方、移民庁関係者は、シール型ビザ発給は多様な革新政策と改革のために取り組む移民庁の努力の一環であり、フィリピン移民法も改正を控えていると述べた。
この日に同席していたアグラ新任法務部長官は、移民庁の政策を支持することを約束し、フィリピンで最も效率的で、サービスに基づいた機関へと成長したことに対し、褒め言葉を惜しまなかった。
アグラ法務部長官は、法務部次官出身で、ケソン地域の国会議員選挙出馬のために最近辞退したアグネス・デバナデラ(Agnes Devanadera)元法務部長官の後を継いで長官となった人物である。
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