買春目的でフィリピンを訪れる男は国籍、年齢を問わず相変わらず多いが、8月31日、セブ市内のショッピング・モール内にある写真店でヌード写真をプリントしようとした邦人男性(64歳)が逮捕された。

この邦人は写真店に294コマのヌードを写したSDカードを持ち込みプリントを依頼したが、店がポルノ犯罪を取り締まる『Women and Children Protection Center=WCPC』ヴィサヤ支部に通報し、同日同支部係官によって午後1時頃摘発、逮捕された。
逮捕された邦人は8月24日から9月29日までの滞在予定で、逮捕時にはカメラ、現金を5万2千ペソ、日本円4000円を所持していた。
取り調べによると、この邦人は8月24日にセブへ来て、9月29日に日本へ帰る予定で、今回逮捕される前に3回のフィリピン渡航歴があった。
また、写真を分析したところ、多くはセブ市に隣接するマンダウエ市にあるバーのダンサーと見られ、中には未成年と見られる写真もあり、被写体になったこれら女性たちの確認をしている。
こういった買春行為はフィリピン共和国法の『反人身売買法』に違反していて、この法律は性的な提供、販売、性的搾取などを禁じており、これは結婚という名の取引も含まれていて、今回の邦人のケースは未成年者が含まれている可能性もあり、この場合は更に罪状は重くなる。
この逮捕された邦人がなぜ、衆人の眼があるモール内の写真屋でポルノ写真をプリントしようとした経緯は分からないが、フィリピンでは店員の手によってプリントするのが当たり前で、日本のように自分で機器を操作してプリントは出来ないので、日本へ帰国後にプリントすれば良いではないかと、その道の不届きな輩は呟いている。
こういった買春、ポルノ写真事件で過去に有名なのはマニラ日本人学校に赴任した教師が、在職中と離任後にフィリピンへ通いつめ、1万数千人を買春し、その相手を膨大な写真アルバムに残した事件で、事件は日本で有罪判決となった。
このように懲りないセックス絡み、犯罪者予備軍の男どもは毎日、各国からマクタン・セブ国際空港に降り立っている。
【写真はセブ市内の代表的なモール、事件とは関係ありません】
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