 セブ島と2本の橋で繋がるマクタン島は小さな島ながら国際空港や経済特区を持ち、セブのリゾートが東海岸側に密集している。
この島はラプラプ市とコルドバ町の2つの自治体があり、島の人口は50万以上を超える。
コルドバ町はマクタン島南西にあり、マングローブの生えた植生の海岸や岩礁も多く、この低地を埋め立てて近年は住宅開発が盛んで人口は6万人以上。
この町にあるイババオという地区で9月8日朝、Women and Children’s Protection Center
(WCPC)が児童を使って、オンライン・ポルノを配信していた女1人と、カップル1組の計3人を逮捕した。
この捜索で、4人の子どもが保護されたが最年少は7歳の女の子であった。
また、コンピューターや携帯電話など配信に使用していた機器も同時に押収された。
今回摘発されたコルドバ町ではオンライン・ポルノ配信の盛んな地域で、昨年7月には22歳の母親が2歳と5歳の実の娘を使ってポルノ配信していたのが摘発されている。
また、コルドバ町でこの手のオンライン・ポルノが摘発されたのは2011年から2013年の間には11人に上り、しかも両親や親類が実行犯という状態であった。
この摘発では20人以上の未成年者が保護されたが、フィリピンの法律はこれら逮捕した容疑者に人身売買、児童虐待などの法律を適用しているが、これら法律は重罪を規定していて、起訴後の保釈は認めていない。
こういった後を絶たないオンライン・ポルノだが2013年以降は手口が巧妙になり摘発は難しくなっているが、後を絶たないのが事実で、当局は更に内偵を進めるとしている。
今回摘発されたイババオ地区は人口8500人以上、2010年から2015年の5年間で14%も住民が増えている地区で、この人口急増がオンライン・ポルノを商売にする人間が増えているのではとの見方もある。
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